ADC基板のBPFのシミュレーション

今回は、LTspiceを使用して、 ADC基板に実装しているBPF(Band Pass Filter)の周波数特性をシミュレーションしてみました。

“Simulation”

実線が左側の軸(振幅)に対応し、点線が右側の軸(位相)に対応しています。

初めて使ったので、少し使い方に迷いましたが、比較的簡単に使えました。 シミュレーションを行う周波数を50M-120Mと入力したらメガヘルツになるかと思ったら、 Mはミリと解釈されるようです。メガを指定するにはmegと入力しないといけません。 LTSpice入門を読んで分かりました。

シミュレーション結果を見てみると、-3dBになるのは大体60MHzと105MHzあたりでしょうか。 70-90MHzの範囲はほぼ0dBで通過しているのが見て取れます。 もう少し急峻にバンド外を落とすかと思っていましたが、わりとゆるやかな特性なのですね。

Wikipedia によると、これはバターワースフィルタのCauer形のようです。ロールオフ特性は緩やか、とはっきり書いてありました。

comments powered by Disqus