FMステレオパイロット信号の確認
前回までに、FM復調処理全体のFPGA実装とDACによるヘッドフォン出力が完成しました。
今回は、ソフトウェアを少し修正して、FM復調した信号そのものをFFTして観察できるようにしました。
これはステレオ復調のための布石です。
FFT画面下部のMHzという表示は嘘で、KHzです。500kHzのサンプリング周波数でFM復調処理が動作していますが、 FFTを見てみると、確かに19kHzのところに信号が常に一定値で含まれています。 これがFMのパイロット信号だと思われます。この信号を2倍した38kHzを中心として、 L-Rの音声信号がAM変調されDSBとなっているそうです。
ステレオ復調にあたっては、この19kHzにロックした正弦波をFPGA内部で生成する必要があります。